Re:ステージ! 1stTOUR INTERSECT~仙台公演~

この記事は「Re:ステージ! 1stTOUR INTERSECT 仙台公演」の感想ブログである。記憶が定かではないために割愛部分があるのはご了承いただきたい。なぜブログにしたいかと言われれば、とても良いライブだったから残しておきたい、の一言に尽きる。

 

 初めに言っておくと、書いている人は日岡なつみさんのファンであり、この仙台公演では日岡さんが声を当てている白鳥天葉、長妻樹里さんが声を当てている緋村那岐咲、阿部里果さんが声を当てている帆風奏の3人のユニット”TROISANGES”がKiRaReの対バンとして出演したライブイベントである。

     ブログ構成は、ライブ前→昼の部→夜の部→全体の感想、で書いたがLumiereとSilent dystopiaは昼夜まとめて書いているのと、記憶があまりにも曖昧な曲の感想はカットしているのでそこらへんはご容赦頂きたい。

ライブ前

 最初に確認だが、ツアーのコンセプトは”intersect”つまり”交差する”であり、先に行われた大阪公演でのセットリストでも顕著に見られた。KiRaRe、stellamarisのメンバーがともにお互いの曲をシャッフルメンバーで歌い、そして各ユニットではライブ前に出していた新曲を歌う構成になっていた。仙台公演でもこうなることは予測が可能で、なかなかみられるものではないため貴重だと思う一方、自分としては少し不安もあった。なぜならトロワの曲はトロワにしか歌えないと思っているからで、2ndライブで見たトロワアンジュの実力はそれほどまでに圧巻であり歌唱力はほかのユニットよりも数段上だと思う。そんなトロワの曲を歌うのはKiRaReには荷が重たいのではという気持ちはあった。

    誤解されないよう書いておくが、トロワが12月にリリースしたニューシングル「Lumiere」はカップリングともに本当に凄い曲で、KiRaReの出していた「ハッピータイフーン」もまたライブで楽しめる楽曲になっていてこれが披露されるのはわかっていたし楽しみでもあったことは忘れないでほしい。

 

ライブ

  昼の部 

   ・Overture~MC1まで

   開場が若干押して5分遅れほどでライブは始まった。開演時間になるとBGMが大きくなり会場が暗くなった。そして華やかな照明とともに聞いたことのあるような音楽が流れ、ライブタイトルの書いてあるバックドロップ幕が照らされ会場の熱が高まっていく。

そしてしばらくの沈黙後、日岡さん、岩橋さん、空見さんが並び、

1曲目「STORIA」が始まった。この曲はトロワの象徴曲とも言え、始まりにふさわしかったと思う。のちにも触れるが岩橋さんと日岡さんは同じ事務所であり先輩後輩関係の二人で、こうやって同じコンテンツのなかで一緒にステージに立ってくれるのはとても嬉しい。またこの曲は個人的にトップレベルに好きな曲なので聴いてないオタクはぜひ聴いてみて欲しい。

 

   2曲目「Do it!!PARTY!!」、全然やるとも思ってなかった、というかKiRaReの方のセトリはあまり考えてなかった。歌唱は先3人以外の6人。この曲ではKiRaRe曲一発目ともありここからのライブを自分たちも楽しんでそしてリメンバーズを楽しませるぞというような意志が感じられた。またコールも多少あって個人的には鬼頭さんパートサビの「タタッタッタラタタッタッタラ♪」がお気に入りでとても良かった。

 

   MC1ではそれぞれの自己紹介とこのライブについてのコンセプトの説明がされた。また「次の曲は~?」という振りで椿本Pしか残らない芸は仲の良さが表れていたと思う。

 

  ・エンゼルランプ~MC2

   3曲目「エンゼルランプ」、こちらはKiRaReから鬼頭さん空見さん田澤さんで歌っていてトロワの曲というよりもKiRaReの曲として歌い上げていた印象が残っている。トロワではなかなかない恋をテーマにした曲であり、独特の振りとコールがある唯一の曲でもあり、聞けて良かった。

 

   4曲目は「Lumiere」、日岡さんが立ち他の二人はひざまづく形で始まった。歌・振り・演出どれも凄かった。歌には初めての試みであるハモりが入り、振りも、実際に天使を見たことはないけれど、天使がいたらこんなだろうと思わせてくれる優雅さと雄大さを感じられた。MVでも多少披露されていたが、ライブではやはりそれ以上だった。テーマである光をイメージして、照明が暗くなって1つの光を際立たせたりと演出も考えられていて感心してしまった。作詞担当のSoflanさんもブログ(あなたの日常、天使足りてますか?)で書いていたが、この曲は背中を押してくれる歌でありその部分の歌詞の表情や歌い方は、天使の上位、大天使を体現していたように思えた。流石トロワ屈指に難しい曲なだけあって、その分より3人のパフォーマンス力が光っていた。 夜の部ではそのパフォーマンスにさらに磨きがかかっていたように見える。この曲はやればやるほどパワーアップするのだろうなと思った。夜の部のMVPを決めるならこの曲に違いない。

 

   5曲目「ハッピータイフーン」、と言えばMV収録で「この曲は、ハッピーの…タイフーンです!」というフレーズが良いとオタクから聞いた。本番でも確か夜の部で鬼頭さんがそんなことを言っててちょっと面白かった。Lumiereで静まり返ったところから一気に会場のボルテージが上がってひたすら飛んでた。サビの振りで演者がクルクル回るのがとても良い。ハッピータイフーンという曲はこのツアーのために作られた一面があると思う。サビの「全部巻き込んで 歌ったり 踊ったり」や「どこへも どこまでも 駆けつける」などはそういう意味も込められているのだろう。楽しかった。

 

   6曲目「ク・ルリラビー」、こちらは岩橋さんと日岡さんのチームバオバブだった。オタクとはこれはこの組み合わせで来そうと話していたため驚きこそなかったが、日岡さんと共演してる時のはしゆかさんは本当に嬉しそうな顔をしていてこっちまで嬉しくなってしまった。この曲は結構な人気曲らしく両部でイントロで叫ぶオタクが多かった気がする。サビの振りコピはやっぱり楽しいね。

 

   MC2は「ゲームコーナー」だった。見えづらいオルスタで立ち続けて見るのでしんどかった記憶しかない。

 

  ・GROWING~終わり

   7曲目「GROWING!!」、こちらも鬼頭さん、長妻さんのプロ・フィットコンビでの披露となった。テンポが早く、コールアンドレスポンスが多くて楽しかった。長妻さんと鬼頭さんも先輩後輩関係らしいが、あまり接点がなかったらしくこうやって共演出来たのは嬉しいと長妻さんが言っていてええ先輩や…ってなってた。

 

   8曲目「Cresc.Heart」、割愛。

 

   9曲目「ステレオライフ」、ハッピータイフーンのカップリングで、静かで対照的な曲である。歌詞はLumiereと同じSoflanさんで、不安と期待、その両方を歌っていてこのツアーで成長していくKiRaReにぴったりな曲だったと思う。振りを見ると、本当に彼女たちがKiRaReのことを大好きなのだなあということが感じ取れた。特に自分のパートではないところでも微笑みながら口ずさんでいた牧野さんと岩橋さん…好きになってしまう。

 

   10曲目「Silent Dystopia」、昼の部最後の楽曲となった。暗転して音楽とともに現れた3人はその曲最大の特徴といえる”黒”をまとった衣装だった。トロワは最初2ndで着用した衣装だったが、このライブのためだけに特別に衣装を用意したらしい。このサプライズには自分含め会場が沸いていたように思えた。振りが今までのようなやわらかいものではなくカッコよさイメージのものになっており、強い意志を感じさせて、ただひたすらに見ているしかないくらい動けなかった。残念ながら席は前のほうでなかったため表情の機微は見えなかったが、日岡さん曰くセクシーまではいかないが普段のトロワでは出さない表情をしてみた、とのことである(夜の部では確かにそんな感じもした)。この曲は3人ともお腹から声が出ていて「Sinfonia」を思い出させるような感じも少しした。歌い始めが阿部里果さんだと曲に勢いがつくなあと思う。昼の部MVPて言うならば衣装サプライズも含めこの曲だろう。長妻さんいわくそこまで練習してないとか言っていてナニモンだよとなってしまった。

 

    最後のMCでは、KiRaReがトロワの曲は難しく苦労したが、練習あとすぐにトロワの3人が駆け寄ってたくさん教えてくれたことや事務所の先輩後輩で歌えたことがとても嬉しかった、とそんなようなことを言っていてトロワのお姉さんぶりや仲の良さが感じられた。

夜の部

   1曲目「月影のトロイメライ」、割愛。

   2曲目「冒険トラベラー」、牧野さん、立花さん、岩橋さん、空見さん、日岡さん、長妻さんの6人で歌われた。この楽曲もまあまあ好きなのだが、2ndを経た今回のツアーに寄せて披露したのだと思うと素晴らしくピッタリだと思った。海の向こうにあるまだ見ぬ景色を確かめに冒険へ出かける、はツアーそのもので、自分のチカラが試されていきその中で自分らしさを見つけていく、それはこのツアーでKiRaReや他のユニットがシャッフルしてこそ得られるもので…あとから思うと天才だなと感心してしまったし、次はKiRaReだけの、新たに成長を遂げたKiRaReの冒険トラベラーが見たくなった。

 

   MC1、自己紹介。 

   3曲目「STORIA」、まさか昼夜2回やるとは思ってなかったが、考えてみればトロワの既存曲でかぶるならSTORIAが妥当だった。メンバーは田澤さん、牧野さん、立花さんのKiRaReから3人が歌った。正直に言うと昼の部よりもパフォーマンスはアレだったような気がしたがKiRaReらしい元気はあっただろう。

 

   4曲目「Lumiere」、先ほども書いたが個人的には夜の部のではさらに完成度が高くなっていたように見えた。

   5曲目「ステレオライフ」、割愛。

 

   6曲目「ク・ルリラビー」、立花さんと阿部さんの二人。阿部里果さんがひたすら立花さんを可愛がっていた。阿部さんはサビの振りを完全にマスターしていて驚いた(昼の日岡さん、名古屋公演の佐藤さんは上半身だけの振りだった)。それほどにこのライブに真剣であったのは純粋に嬉しい。

 

   MC2、ゲームコーナー、であったが、最前のオタクが座り始め会場全体が座る形になり足は疲れないしステージは見えやすいし快適に過ごせた。

 

   7曲目「君に贈るAngel Yell」、これをトロワ3人と牧野さん、立花さん、田澤さんの6人で歌った。トロワのテーマが"天使"なだけあってテンションが上がってしまった。2ndライブでもトロワ3人は歌っていたが、またそれとは一味違った良さがあったと思う。ここでやるAngelYellはまさにトロワの天使とKiRaReの青春みあふれた元気を掛け合わせているintersectな楽曲であり、とても気持ちの良いものだった。書いている今でもまたKiRaReとトロワのコンビで聞きたい。

 

 

   8曲目「Sinfonia」、AngelYellを歌っていない岩橋さん、鬼頭さん、空見さんの3人の歌唱。この曲は阿部里果さんのめちゃくちゃ大きい声が印象的で、トロワ3人もまたLumiereが出る前はSinfoniaが一番難しいと語っていた。そんな楽曲をこの3人で歌い上げていて、KiRaReの底力を感じた。阿部さんパートを岩橋さんが担当していて、その手は緊張で震えていたが、ラスサビは本家を思わせるような素晴らしい歌声だったと思う。めっちゃ良かったね…。

 

   9曲目 「ハッピータイフーン」、割愛。

   10曲目「Silent dystopia」、夜の部も昼の部と同じく黒い衣装で出てきて、ハッピータイフーンで熱くなった会場をさらに盛り上げていた。黒衣装はそれぞれちょっとずつ違うのでぜひTwitterやブログ、Instagramを見て欲しい。

 

 

   最後のMCでは日岡さんが「改めて違うユニットが自分たちの楽曲をやってくれると、客観的な視点で見ることができて自分たちでは気づかない新たな発見があった、そして逆に自分たちがKiRaReの曲を歌うことでトロワにはなかったパフォーマンスが出来てとても新鮮だった(意訳)」と言っていてこれこそがこのツアーの狙いなのかなと思わされたし、そしてこのライブで成長した彼女たちの"次"をまた楽しみにさせてくれた。

 

 以下はライブ後の演者さん(日岡さん長妻さん岩橋さんのみ)のツイート

 

 

 全体の感想

   最初に懸念していたKiRaReがトロワの曲を歌う、それを成長過程の1つとして導き出していて納得がいった。コンテンツの枠の中で歌われる曲には上手さだけでなく様々な感情や成長を見せてくれるということを体現しそれをファンに伝える、当たり前だけれども絶対に必要なもので、それがしっかりと表れていたライブだった。だからこそ満足のいくものだったと思う。先ほども書いたが、このツアーはintersectというテーマを背負ったライブで、他のユニットも全部巻き込んでいくことによってKiRaReの成長だけじゃなく他のユニットの新たな一面を引き出していた。そして今度はそのツアーを経て成長したそれぞれのユニットのパフォーマンスが楽しみで仕方ない。ここまで考えた末の選曲、本当に見事で、リステチームを一生信じて行きたいと思わせてくれた。アニメ前にここまでやるとアニメ放送後も色々やってくれそうでとても期待しているし全力で楽しみたいと思う。

 

   そこそこの文量になってしまったのとところどころ日本語がおかしいところもあるなかここまで読んでくれた方には感謝したい。ありがとう。次にブログを書くときはいつかわからないがまた書きたくなったら書きたいと思う。 

 

 以下はこのライブで歌われた楽曲CD

 

KiRaRe 1stアルバム「キラリズム」 通常盤

KiRaRe 1stアルバム「キラリズム」 通常盤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Re:ステージ!】「トロワアンジュ」ミニアルバム「CAMPANELLA」

【Re:ステージ!】「トロワアンジュ」ミニアルバム「CAMPANELLA」

 

 

 

 

Lumiere(初回限定盤)

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